全身性エリテマトーデスの病態発症におけるIL-18の役割


研究課題名 全身性エリテマトーデスの病態発症におけるIL-18の役割
レコードタイプ 研究実績報告
報告年度 2002
研究期間 2001-2002
研究課題番号 13670484
研究代表者 木下 浩二  (キノシタ,コウジ) 近畿大学・医学部・講師
研究代表者番号 70247980
研究機関 近畿大学 研究機関番号:34419
研究種目 基盤研究(C) 研究種目コード:320
審査区分 一般 区分コード:03
研究分野[2] 内科学一般 研究分野コード:631
キーワード 全身性エリテマトーデス / IL-18 / ループス腎炎
研究概要 膠原病の代表的疾患である全身性エリテマトーデス(SLE)では、免疫調節機構の異常により過剰な自己抗体や自己反応性リンパ球が産生され、そのために腎障害をはじめとする多様な臓器障害が起こる。その発症機序として、T細胞におけるTh1/Th2サイトカインバランスの不均衡が病態と関係することが指摘されており、最近の研究ではSLEの発症に、特にIFN-γが大きく関わることが報告されている。このことから、IFN-γ産生誘導因子であるIL-18のSLE発症への関与が示唆される。そこで今回、IL-18のSLE発症に関する役割を検討する目的で、IL-18受容体の欠損したMRL-Fas^<lpr>マウスを作成し、免疫病理学的に検討した。(方法)IL-18受容体-/-MRL-Fas^<lpr>マウスとIL-18受容体+/+ MRL-Fas^<lpr>マウスを作成し、生存率及び臨床症状(蛋白尿、リンパ節腫脹)、腎組織像、抗DNA抗体価、サイトカインについて比較検討した。(結果)IL-18受容体-/-MRL-Fas^<lpr>マウスはIL-18受容体+/+ MRL-Fas^<lpr>マウスに比べて、1)生存率は延長し、蛋白尿、皮膚病変等の臨床症状は軽減した。2)腎病変その他自己免疫病変は軽減した。3)抗DNA抗体価および腎炎惹起に関与するサイトカインレベルの低下を認めた。(結語)IL-18受容体を介したシグナルがMRL-Fas^<lpr>マウスの腎病変の発症進展に関与する可能性が示唆された。


 

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