| 研究課題名 | 細胞極性形成における蛋白分子間相互作用の切り替え機構の解析 |
| レコードタイプ | 研究実績報告 |
| 報告年度 | 2005 |
| 研究期間 | 2004-2005 |
| 研究課題番号 | 16390073 |
| 研究代表者 | 畑 裕 (ハタ ユタカ) 東京医科歯科大学・大学院・医歯学総合研究科・教授 |
| 研究代表者番号 | 80313237 |
| 研究機関 | 東京医科歯科大学 研究機関番号:12602 |
| 研究種目 | 基盤研究(B) 研究種目コード:310 |
| 審査区分 | 一般 区分コード:03 |
| 研究分野[3] | 医化学一般 研究分野コード:6905 |
| キーワード | 細胞接着 / 細胞骨格 / 細胞極性 / シグナル伝達 |
| 研究概要 | 多細胞生物を構成する細胞には、上皮細胞間結合や神経シナプス、あるいはラフトなどの細胞膜ドメインがある。細胞膜ドメインは、それぞれに特有の分子構成をもち、分子間相互作用の連鎖のうえに形成されている。私どもは、細胞間情報伝達に重要な役割を果たす神経シナプスと上皮細胞間結合の形成機序を分子レベルで解明することを目的としている。とくに、上皮細胞・神経細胞の極性が形成される過程で、複数の分子間相互作用がどのような順番で起こるかに関心をもっている。 I:神経シナプスの研究 NMDA型グルタミン酸受容体と接着分子neuroliginを裏打ちする蛋白質S-SCAMについて、S-SCAMがneuroliginの興奮性シナプスにおける集積に関わり、低分子量G蛋白の活性制御の足場として機能して、樹状突起スパインの形態変化を引き起こすことを明らかにした。また、S-SCAMが抑制性シナプスにおいても裏打ち蛋白として機能することを明らかにした。 II:上皮細胞間結合の研究 タイトジャンクションの裏打ち蛋白質MAGI-1に結合する分子として同定したイムノグロブリンスーパーファミリーの接着分子JAM4が、細胞運命決定に関わるNumbのリガンドとして知られるPDZ蛋白LNX1と相互作用すること、LNX1がJAM4のエンドサイトーシスを促進すること、LNX1のこの作用にはNumbが関与することを明らかにした。また、MAGI-1結合分子として新たに見出した分子が細胞死に関与するという知見をえている。 |
| 発表文献 | Kanasaku A et al.:
"Ligand-of-Numb X is an endocytic scaffold for junctional adhesion molecule 4."
Oncogene (In press).
Hirabayashi S et al.: "MAGI-1 is a component of the glomerular slit diaphragm that is tightly associated with nephrin." Lab.Invest. 85巻12号. 1528-1543 (2005) Hata Y, Iida J: "Encyclopedic Reference of Neuroscience" Springer (In press). 畑 裕: "遺伝子制御による選択的シナプス強化・除去" クバプロ. 202 (2005) |