| 研究課題名 | GFP-actinトランスジェニックマウスを用いたシナプス形態可塑性の可視化 |
| レコードタイプ | 研究実績報告 |
| 報告年度 | 2003 |
| 研究期間 | 2003-2003 |
| 研究課題番号 | 15659069 |
| 研究代表者 | 尾藤 晴彦 (ビトウ,ハルヒコ) 東京大学・大学院・医学系研究科・助教授 |
| 研究代表者番号 | 00291964 |
| 研究機関 | 東京大学 研究機関番号:12601 |
| 研究種目 | 萌芽研究 研究種目コード:401 |
| 研究分野[3] | 医化学一般 研究分野コード:6905 |
| キーワード | actin / GFP / 神経細胞骨格 / 可塑性 |
| 研究概要 | 神経細胞間のシナプス伝達を担う特殊構造であるシナプスは、興奮性神経細胞においては、樹状突起スパインの先端に局在することがよく知られている。しかしながら、スパインという突起が樹状突起自身からいかに生成するのか、また、その形態の維持にどのような細胞骨格制御機構が関与しているのか、詳細は不明である。我々は、神経細胞内でのアクチン細胞骨格動態を可視化するGFP-actinプローブを作成し、初代培養神経細胞内において、シナプス活動依存的にスパイン内アクチンの集積が起こることを報告した。 本年は引き続き、vivoのマウス脳において同様の活動依存的アクチン集積が起こるのか、特に生理的・病理的脳活動と相関があるのかを知る目的で、マウス前脳の興奮性神経細胞に特異性のあるプロモータを用い、GFP-actinをdriveするトランスジェニックマウスを作成した。germline transmissionを確認し、ファウンダーを2匹確立し、独立した2系統を樹立した。 さらに、C57/B16への戻し交配を行うとともに、トランスジーンを発現するオスとメスを多数産生し、その交配により、両アレルにトランスジーンを有するマウスラインを樹立することを試みた。この結果、交配によるダブル・ポジティブマウスの数が着実に増加している。 また、電気ショックによる恐怖条件付けにより、どのようなアクチン細胞骨格構造変化がシナプス活動依存的にもらされるかを明らかにするため、恐怖条件付け用の行動実験部屋の整備等を東京大学にて実施した。 |
| 発表文献 | 尾藤晴彦, 竹本-木村さやか, 大前彰吾, 古屋敷智之, 奥野浩行:
"Ca2+とCaMキナーゼによるシナプス可塑性制御"
実験医学 21.
2393-2398
(2003)
古屋敷智之, 成宮周, 尾藤晴彦: "神経細胞におけるアクチン細胞骨格系の制御in「動くシナプスと神経ネットワーク」(塩坂貞夫編)" 金芳堂. 25-34 (2003) |