腸内嫌気性細菌バクテロイデスにおける遺伝子の重複と発現


研究課題名 腸内嫌気性細菌バクテロイデスにおける遺伝子の重複と発現
レコードタイプ 研究実績報告
報告年度 1991
研究期間 1990-1991
研究課題番号 02670987
研究代表者 山本 勇  (ヤマモト イサム) 広島大学・理学部・助教授
研究代表者番号 493150113642
研究機関 広島大学 研究機関番号:15401
研究種目 一般研究(C) 研究種目コード:090
研究分野[1] 生物系薬学 研究分野コード:773
キーワード バクテロイデス / グルタミン酸脱水素酵素 / gdh遺伝子
研究概要 人期腸内嫌気性細菌Bacteroides fragilisのグルタミン酸脱水素酵素をコ-ドする遺伝子gdhのDNA塩基配列の枠組を確実にする一助としてグルタミン酸脱水素酵素のアミノ酸配列を部分的に決定することを試みた。1mM NH_4Clで培養したB.fragilisから音波破砕、イオン交換クロマトブクラフィ-、アフィニティ-クロマトグラフィ-、高速ゲル濾過により高活性型のグルタミン酸脱水素酵素を精製し、さらにHPLC装置で精製した均一蛋白と、V8プロテア-ゼで水解して得たペプチド断片の一つをプロテインシ-クエンサ-に掛けアミノ酸配列を得た。アミノ末端領域では次の26残基のアミノ酸配列が得られた: Met Asn Ala Lys Val Leu Glu Asp Leu Arg Arg Phe Pro Asn Glu Pro Glu Tyr His Gln Ala Val Glu Glu
このうち大腸菌のグルタミン酸脱水素酵素のアミノ酸配列と一致するのは12残基で46%あった。ペプチド断片では10残基のアミノ酸配列(Ser Gly Gly Lys Val Val Thr Met Ser Asp)が得られ、そのうち6残基が大腸菌の酵素の275残基目からの配列と一致した。
これまでに得ている約2kbの塩基配列中に上記のアミノ酸配列をコ-ドする翻訳領域は見いだされなかった。おそらく塩基配列の読み違いがあると思われる。このため再度塩基配列のデ-タを精査するとともに、配列決定に取り組む必要がある。
遺伝子発現のプロモ-タ-を代えてタンパク質の大量生産を試みたが成功していない。


 

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