ヌクレオシド・核酸塩基の血液脳関門透過機構の薬物動態学的・分子生物学的研究


研究課題名 ヌクレオシド・核酸塩基の血液脳関門透過機構の薬物動態学的・分子生物学的研究
レコードタイプ 研究実績報告
報告年度 2002
研究期間 2001-2002
研究課題番号 01J10030
研究代表者 村上 秀康  (ムラカミ,ヒデヤス) 九州大学・大学院・薬学研究院・特別研究員(PD)
研究機関 九州大学 研究機関番号:17102
研究種目 特別研究員奨励費 研究種目コード:500
審査区分 国内 区分コード:21
研究分野[2] 医薬分子機能学 研究分野コード:684
キーワード ヌクレオシド / 核酸塩基 / 血液脳関門 / mENT1 / mENT2
研究概要 前年度までに我々はマウス脳灌流法やMBEC4細胞を用いた取り込み実験から血液脳関門におけるアデノシンの輸送にes typeのヌクレオシド輸送担体が、ヒポキサンチンの輸送にei typeのヌクレオシド輸送担体が関与することを示し、またマウスの脳毛細血管にes typeのmENT1トランスポーター、ei typeのmENT2トランスポーターがmRNAレベルで存在することを示した。従ってヒトにおいても脳内へのヌクレオシド及びヌクレオシド類似化合物の移行にこれらのトランスポーターが関与すると考えられる。しかしながら、ラットのENT1では輸送されないがヒトENT1では輸送される基質がいくうか報告されていることから、薬物のスクリーニング系としてヒトの遺伝子を用いるのが望ましいと考えられる。そこで本年度はヒト遺伝子のクローニングを行うことを試みている。
ヒト遺伝子の塩基配列をもとに全長の増幅を目的としたブライマーを設計し、ヒト腎臓RNAを鋳型としてRT-PCR反応を行った。プライマーの組み合わせ、または反応条件を変更しながら何度も行っているが現在のところ目的遺伝子の増幅は示されていない。本研究テーマは4月から研究室の後輩に指導しながら進めており、特別研究員を辞退した9月以降、ヒトENT1, ENT2, CNT1のサブクローニングが終了し、現在塩基配列の解析を行っている。


 

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