| 研究課題名 | ラット気管支喘息における気道過敏性発症機序の解明 |
| レコードタイプ | 研究実績報告 |
| 報告年度 | 1996 |
| 研究期間 | 1995-1996 |
| 研究課題番号 | 07672392 |
| 研究代表者 | 三澤 美和 (ミサワ ミワ) 星薬科大学・薬学部・教授 |
| 研究代表者番号 | 20061294 |
| 研究機関 | 星薬科大学 研究機関番号:32676 |
| 研究種目 | 基盤研究(C) 研究種目コード:320 |
| 審査区分 | 一般 区分コード:03 |
| 研究分野[2] | 生物系薬学 研究分野コード:683 |
| キーワード | 気管支喘息 / 気道過敏性 / ムスカリン受容体 / Gタンパク / Caチャネル / ニュ-ロキニン / β受容体 |
| 研究概要 | 気管支喘息の背景にある気道過敏性(AHR)の発症機序を、著者らが開発したラットアレルギ-性気管支過敏性モデルを用いて検討し、以下の結果を得た。 1.反復抗原チャレンジをうけたラット気管支はAChに対して著しいAHRを示した。気道組織の膜標本を用いてmuscarinic receptorのagonistおよびantagonist結合部位を検討したところ、受容対数とantagonistに対する受容体親和性は対照群とくらべて差がみられなかったが、高親和性agonist結合部位に対するACh親和性は反復チャレンジ群において著しく高値を示した。この高親和性はGTPγSの存在下低下したことから、Gタンパク値の増加がAHRの発現と関連していることが示唆された。 2.Ca^<2+>free下でACh前処置した過敏性気管支にCa^<2+>を累積的に投与すると、正常気管支でのそれとくらべて著明な収縮が発現した。High K^+前処置ではそれがみられなかったことから、筋小胞体から遊離されるCa^<2+>または受容体作動性Ca^<2+>チャネルを介して流入するCa^<2+>の利用能がAHR時に亢進していることが示唆された。 3.正常ラット気管支のACh収縮はneurokinin(NK)Aの前処置によって有意に増強された。またneutral endopeptidase阻害薬の処置を行うとそれだけでACh誘発気管支収縮は増強された。その増強はcapsaicin、NK受容体阻害薬あるいは迷走神経切断によって抑制されたことから、NKの蓄積がNK_2受容体を介してACh遊離を促進し、AHRを起こす可能性が示された。 4.収縮特性や受容体結合実験の結果、アドレナリン作動性β受容体の機能および数は過敏性気管支においても変化しておらず、β受容体のdown regulationによってAHRが発現する可能性は否定できた。 |
| 発表文献 | Chiba,Y.& Misawa,M.: "Characferistic of muscarinic cholinoceptors in airways of antigeninduced airway hyperrespongiveness" Comp.Biochem.Physiol.111C. 351-357 (1995) Chiba,Y.&Misawa,M.: "Alferation in Ca^<2+> availability invdved in rat antigenically-induced airway hyperresponsiveness" Eur.J.Pharmacol.278. 79-82 (1995) Chiba,Y.& Misawa,M.: "Inhibition of neutral endopeptidase increases airway responsiveness to ACh in nonsensitized normal rats" J.Appl.Physiol.78. 394-402 (1995) Chiba,Y.&Misawa,M.: "Charaoferistics of β-adrenoceptors in airways of antigen-induced airway hyperresponsive rats" Pathophysiology. 3. 157-161 (1996) |