| 研究課題名 |
シナプス可塑性を指標としたパ-キンソン氏病モデル動物の作製と改善薬の開発研究 |
| レコードタイプ |
研究実績報告 |
| 報告年度 |
1996 |
| 研究期間 |
1995-1996 |
| 研究課題番号 |
07672366 |
| 研究代表者 |
柴田 重信
(シバタ シゲノブ) 早稲田大学・人間科学部・教授 |
| 研究代表者番号 |
10162629 |
| 研究機関 |
早稲田大学 研究機関番号:32689 |
| 研究種目 |
基盤研究(C) 研究種目コード:320 |
| 審査区分 |
一般 区分コード:03 |
| 研究分野[2] |
生物系薬学 研究分野コード:683 |
| キーワード |
Parkinson / Circadian rhythm / dopamine / long-term potentiation / plasticity / reserpine / suprachiasmatic nucleus |
| 研究概要 |
昨年度よりシナップス可塑性を指標としたパ-キンソン氏病モデル動物の作成を手掛けてきた。パ-キンソン氏病では運動活性のリズムが低下し、夜間の睡眠も低下するといった報告、すなわちパ-キンソン氏病がサ-カディアンリズムに係わっている可能性が考えられている。ところでサ-カディアンリズムは視床下部の視交差上核に起源があり、外界の光入力は体内時計をリセットし、この興奮性光入力は履歴性(可塑性)を有することも明らかとなっている。そこで本年度はパ-キンソン視病モデル動物の作成をサ-カディアンリズムのシナップス可塑性の関点から追求した。(1)視神経から視交差上核への興奮性入力にシナップス可塑性が生じるか否かについて調べた結果、視神経は高頻度刺激により、時刻依存的に視交差上核のシナップス電位が増大し、この作用は1時間以上持続した(いわゆる長期増強現象)。また、グルタメ-トを潅流応用しても同様な現象が観察された。したがって、光同調に長期増強現象が係わっているものと考えられた。(2)パ-キンソン氏病モデル動物はサルにMTPTを投与したり、ラットに6-OHDAやレセルピンを投与し、脳内のカテコ-ルアミン減少させることによって運動失調を引き起こすことを指標としている。そこで、サ-カディアンリズムに対するレセルピン投与の影響を検討し、新規なパ-キンソン氏病モデル動物を作成することとした。ハムスタ-の輪回し行動の輪回し数はレセルピン(3mg/kg)の投与により低下し、さらに輪回し開始時刻も不安定となり、前進する例も見られた。ハムスタ-輪回し行動リズムのレセルピンによる障害は新規なパ-キンソン氏病モデル動物になることが判明した。また、レセルピン投与により位相関係が不安定になったのは、光同調のシナップス可塑性がレセルピンによって障害された可能性も考えられた。 |
| 発表文献 |
Arai,I: "Enhencement of dopamine release from the striatum thrrough metabotropic glutomate receptor activation in methom phetamine sensitized rats" Brain Research. 729. 277-280 (1996)
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