キネシンスーパーファミリー蛋白1C、KIF1C、の分子遺伝学的研究


研究課題名 キネシンスーパーファミリー蛋白1C、KIF1C、の分子遺伝学的研究
レコードタイプ 研究実績報告
報告年度 2003
研究期間 2001-2003
研究課題番号 01J84301
研究代表者 中島 一夫  (ナカジマ,カズオ) 東京大学・大学院・医学系研究科・特別研究員(PD)
研究機関 東京大学 研究機関番号:12601
研究種目 特別研究員奨励費 研究種目コード:500
審査区分 国内 区分コード:21
研究分野[2] 細胞生物学 研究分野コード:823
キーワード 発生工学 / 分子遺伝学 / モーター分子
研究概要 KIF1Cについては、各遺伝型について、別の方向から表現型の解析をすすめたところ、ある条件下において野生型とKIF1Cノックアウトマウスとで顕著な生存率の違いを示すことが明らかとなった。これはKIF1Cがある種の疾患等において非常に重要な機能を有していることを示しており、KIF1Cの広範な発現パターン等から類推すると正常状態においても重要な働きを担っていることが予想され今後の発展が十分に期待される。
KIF5Aについては、相同組み換えをおこしたES細胞クローンを新たに得て、キメラマウスを作製した。いくつかのキメラマウスのうち、1ラインにおいて生殖細胞への分化が確認された。コンベンショナルおよびコンディショナルノックアウトマウスの作製をさらにすすめているところである。
KIF19Aについては、得られたキメラマウスにおいてES細胞クローンの生殖細胞への分化が確認でき、コンベンショナルのノックアウトマウスを作製した。サザンブロッティングにより目的の変異が導入されていることを確認し、ウエスタンブロッティングによりKIF19Aの蛋白質の欠失を確認した。本研究室で得られたこれまでのデータによるとKIF19Aはマウス脳内の海馬等で重要な働きを担っていることが示唆されているが、個体レベルでの解析はまったくなされておらず、本研究課題の遂行により得られたKIF19Aノックアウトマウスを利用することにより、生きたマウス個体レベルにおいてKIF19Aの機能を明らかにできることが期待される。


 

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