ラット味覚細胞株の樹立


研究課題名 ラット味覚細胞株の樹立
レコードタイプ 研究実績報告
報告年度 2002
研究期間 2001-2002
研究課題番号 13878150
研究代表者 海藤 敏雄  (カイドウ,トシオ) 福井県立大学・生物資源学部・助教授
研究代表者番号 80185701
研究機関 福井県立大学 研究機関番号:23401
研究分担者 高橋 正和  (タカハシ マサカズ)  福井県立大学・生物資源学部.  助手  (80315837)   
研究種目 萌芽研究 研究種目コード:401
研究分野[2] 細胞生物学 研究分野コード:823
キーワード 味覚細胞
研究概要 味覚細胞株の作成(味覚細胞の永久細胞株化を行う)
ラット舌の葉状乳頭および有郭乳頭部分より味蕾を細切し、酵素処理し味覚細胞を含む細胞を集めた。4日間プライマリーカルチャーした後、接着細胞にpSV3-neoプラスミドDNAをCa-phosphate法を用いてTransfectionし、G-418で薬剤選択しCap-2細胞を得た。
細胞株の抗原解析
A)Cap-2細胞をマウスに免役して得た抗体はラット舌上皮、特に味蕾を認識していた。このことはCap-2細胞が上皮、特に味蕾由来であることを示している。
B)Cap-2細胞を免疫化学染色したところ、導入したLargeT抗原(核内にのみ)および神経成長因子のNGF抗原、BDNF抗原は陽性であった。一方、Gustducin抗原、E-Cadherin,は弱陽性でP-Cadherin, LI-Cadherin, NCAMなどの組織で発現している接着抗原は陰性であった。Cap-2細胞のこれら抗原の発現様式はちょうど舌咽神経切断したラットの味蕾組織のものと似ており、Cap-2細胞は味蕾の前駆細胞株と思われる。
細胞株の味物質刺激に対する応答
Cap-2細胞にCa^<2+>に反応する蛍光物質Fluo-3を取り込ませ、苦味物質の1つであるcyclohex-imide(10μM)を加えると、15秒〜30秒で一過性の応答が観測された。この値は新鮮な葉状乳頭の味蕾組織を使用したcycloheximide刺激に対する応答(他の人のレポ-ト)と同レベルと考えられ,Cap-2細胞は味細胞として機能することが証明された。


 

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