炭素-金属-ヘテロ原子結合を鍵とする新型付加反応の開発


研究課題名 炭素-金属-ヘテロ原子結合を鍵とする新型付加反応の開発
レコードタイプ 研究実績報告
報告年度 2004
研究期間 2002-2004
研究課題番号 14550817
研究代表者 普神 敬悟  (フガミ ケイゴ) 群馬大学・工学部・助手
研究代表者番号 90202283
研究機関 群馬大学 研究機関番号:12301
研究種目 基盤研究(C) 研究種目コード:320
審査区分 一般 区分コード:03
研究分野[3] 合成化学 研究分野コード:4702
キーワード 有機ゲルマニウム / パラジウム触媒 / クロスカップリング反応 / 有機スズ / ハロゲン化物 / 付加反応 / 熱分解 / アルケニルゲルマン
研究概要 1.モノオルガノトリクロロゲルマニウム反応剤による新規クロスカップリング反応の開発
様々なアリールトリクロロゲルマニウムが、水酸化ナトリウム水溶液中で、パラジウム触媒の作用により、種々の臭化アリールおよびヨウ化アリールと収率良くクロスカップリング反応し、対応する非対称ビアリールを選択的に与えることが、今回明らかとなった。この反応では、p-ブロモアセトフェノンやp-トリフルオロメチルブロモベンゼンのような、塩基に敏感な官能基をもつ基質も、官能基を損なうことなく反応させられることがわかった。
2.モノオルガノトリヘテロメタル種の発生法の開発
種々の臭化アリールに、塩化ゲルマニウム(II)を作用させたところ、対応するアリールトリハロゲルマンに収率良く変換できることが明らかとなった。これを一旦アルカリ水溶液で処理した後、塩化水素と反応させると、純粋なアリールトリクロロゲルマンとなることもわかった。一方、塩化ゲルマニウム(II)の代わりに塩化スズ(II)を反応させた場合は全く反応しない。しかし、この反応に塩化アリルとパラジウム触媒を共存させると、臭化アリールおよびヨウ化アリールは還元され、対応するビアリールに変化することが、今回初めて明らかとなった。
3.カルボゲルミル化生成物の熱分解による、立体選択的アルケニルゲルマニウム種の合成
前年度の研究により、ノルボルナジエンにアルキニルトリクロロゲルマンがシス付加することを明らかにしたが、今回この生成物を減圧下で加熱すると、逆ディールス・アルダー反応がおこり、対応するZ-エニン体に導けることが明らかとなった。
発表文献 T.Enokido, K.Fugami, M.Endo, M.Kameyama, M.Kosugi:   "Palladium-catalyzed cross-coupling reaction by means of organogermanium"  Advanced Synthesis & Catalysis 346・13-15.  1685-1688  (2004)  


 

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