| 研究課題名 | 超高圧反応を基軸とする環境調和型有機合成反応の開発 |
| レコードタイプ | 研究実績報告 |
| 報告年度 | 2004 |
| 研究期間 | 2002-2004 |
| 研究課題番号 | 14204072 |
| 研究代表者 | 小槻 日吉三 (コツキ ヒヨシゾウ) 高知大学・理学部・教授 |
| 研究代表者番号 | 80093954 |
| 研究機関 | 高知大学 研究機関番号:16401 |
| 研究分担者 | 柳澤 和道
(ヤナギサワ カズミチ)
高知大学・理学部.
教授
(90145110)
市川 善康 (イチカワ ヨシヤス) 高知大学・理学部. 教授 (60193439) 蒲生 啓司 (ガモウ ケイジ) 高知大学・教育学部. 教授 (90204817) |
| 研究種目 | 基盤研究(A) 研究種目コード:300 |
| 審査区分 | 一般 区分コード:03 |
| 研究分野[3] | 合成化学 研究分野コード:4702 |
| キーワード | 超高圧反応 / pincer-Diels-Alder反応 / 無触媒的アセタール化反応 / 無触媒的縮合反応 / 不斉アルドール反応 / 生理活性天然物合成 / 有機不斉塩基触媒 / 不斉Michael付加反応 |
| 研究概要 | 本年度得られた成果の概要は以下の通りである。 1.超高圧-無溶媒反応を基軸とするピロール類のpincer-Diels-Alder反応:超高圧-無溶媒条件を最強の合成手法として、ピロール類のpincer-Diels-Alder反応を検討した。これにより、新規な極性面分子群の構築に成功した。 2.超高圧-無溶媒反応を基軸とするケトン類の無触媒的アセタール化反応:超高圧-無溶媒条件を利用して、ケトン類とメタノールあるいはエタノールとのアセタール化反応を検討した。その結果、種々のケトン類について、オルトギ酸エステル存在下での無触媒的アセタール化反応の構築に成功した。 3.超高圧-無溶媒反応を基軸とするカルバメートとアミンとの無触媒的縮合反応:トリクロロエチルカルバメート類とアミンとの高圧縮合反応を基軸とする尿素関連誘導体の合成法を検討し、中性条件下での無触媒的手法の開発に成功した。 4.プロリン触媒不斉アルドール反応を基軸とする生理活性天然物のエナンチオ選択的合成:環境調和型触媒として、有機不斉触媒の代表であるプロリンを使用し、新たに開発した直鎖脂肪族アルデヒド等価体との不斉アルドール反応をキーステップとする光学活性天然物の収束的合成ルートの構築に成功した。例えば、西ナイルウィルス媒介蚊のフェロモン、スフィンゴ糖脂質、ボロノリド等。 5.ピロリジン-ピリジン共役不斉塩基触媒の開発とそれを用いる高効率不斉Michael付加反応の開発:新規不斉塩基触媒の開発を目的として、ピロリジン-ピリジン共役体を開発し、それを用いた環状ケトンとニトロオレフィンとの高効率不斉Michae1付加反応の開発に成功した。 |
| 発表文献 | K.Kumamoto 他2名:
"Diels-Alder Reaction of Thiophene : Dramatic Effects of High-Pressure/ Solvent-Free Conditions"
Angewandte Chemie International Edition 43.
2015-2017
(2004)
T.Ishii 他3名: "A New Class of Chiral Pyrrolidine-Pyridine Conjugate Base Catalysts for Use in Asymmetric Michael Addition Reactions" Journal of the American Chemical Society 124. 9558-9559 (2004) 小槻日吉三, 隈本康司: "超高圧有機合成化学における最近の進歩" 有機合成化学協会誌 63(印刷中). (2005) 小槻日吉三: "実験化学講座 第5版,第6巻" 丸善(印刷中). (2005) |