金属/分子/金属型サンドイッチの構造と反応性


研究課題名 金属/分子/金属型サンドイッチの構造と反応性
レコードタイプ 研究実績報告
報告年度 1989
研究期間 1989-1989
研究課題番号 01540393
研究代表者 栃原 浩  (トチハラ ヒロシ) 東京大学・物性研究所・助手
研究代表者番号 460880080472
研究機関 東京大学 研究機関番号:12601
研究種目 一般研究(C) 研究種目コード:090
研究分野[1] 構造化学 研究分野コード:442
キーワード 固体表面 / サンドイッチ構造 / 準安定原子脱励起分光法
研究概要 本年度の研究実施計画としては、オ-ジェ電子分光(AES)と電子線エネルギ-損失分光(EELS)をおこなうことのできるCMA型エネルギ-分析器を設計・製作し、既存の超高真空装置に取り付けることであった。AES、EELSともエネルギ-の高分解能を必要としないので、費用の点からも安価になる1段型のCMA型分析器を設計することにした。電子線銃内蔵であり、ミュ-メタルシ-ルドケ-ス付である。現在、このようにして製作したCMA型分析器を超高真空装置に設置し、動作試験をおこなっている段階である。なお、マイクロコンピュ-タ-制御可能なようにインタ-フェイス、プログラム等を製作中である。
今年度において、金属/分子/金属型サンドイッチの製作まではいかなかったが、Ag(001)表面においてCOとカリウムの共吸着の実験をおこない、いくつかの成果をあげた。金属/CO/カリウム型サンドイッチ構造をつくるための基礎として、金属表面上でのCOとカリウムの相互作用について研究しておかなければならない。というのは、COとカリウムは、その間の強い相互作用が発生するためには、ともに金属表面に吸着しなければならない可能性があるからである。Ag(001)上においては、まさしく上記の例に対応することが判明した。即ち、COとカリウムは、ともにAgの表面に吸着した場合しか、強い相互作用を示さなかった。従ってこのサンドイッチ系は不安定で不適であり、他のサンドイッチ系を捜さなければならないことが判明した。
発表文献 栃原浩: "金属表面上のカリウムとCOの共吸着" 触媒. 31. 303-307 (1989)


 

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