| 研究課題名 | 環状C_4分子の赤外ダイオ-ドレ-ザ-分光 |
| レコードタイプ | 研究実績報告 |
| 報告年度 | 1995 |
| 研究期間 | 1995-1995 |
| 研究課題番号 | 07740472 |
| 研究代表者 | 高野 秀路 (タカノ シュウロ) 岡崎国立共同研究機構・分子科学研究所・助手 |
| 研究代表者番号 | 00222084 |
| 研究機関 | 岡崎国立共同研究機構 研究機関番号:63901 |
| 研究種目 | 奨励研究(A) 研究種目コード:210 |
| 研究分野[2] | 物理化学 研究分野コード:341 |
| キーワード | 赤外分光 / 振動回転スペクトル / ダイオ-ドレ-ザ |
| 研究概要 | 環状C_4分子はラジカル種であり、また直線分子に比べて分配関数が大きくなるので、赤外の振動回転スペクトルの測定には、直線炭素鎖分子の場合より高い感度が必要と考えられる。そこで、分光器の感度を向上させることを考えた。従来の測定器では、ダイオ-ドレ-ザ-の冷却に閉鎖型ヘリウム冷凍器を利用していたため、コンプレッサ-の振動によってレ-ザ-発振が影響され、安定度などに問題があった。一方、冷却に液体窒素を用いることにより可動部を無くした冷却器が発売されている。この冷凍器を使用したダイオ-ドレ-ザ-を用いて、今回感度の向上のテストを行なった。 測定はOCSのスペクトル線を用い、2000cm^<-1>付近で行なった。その結果、単位パワ-、単位スペクトル線強度あたりの吸収量で比較したところ、冷却に液体窒素を用いるタイプのダイオ-ドレ-ザ-を使用したほうが、2から4倍良い結果を得た。これは、このタイプのダイオ-ドレ-ザ-には可動部が無いため、周波数及びパワ-の安定性が良いためと思われる。そこで、主にこのタイプのダイオ-ドレ-ザ-を用いることにした。 実際の実験としては、環状C_4分子の前に、多少容易と考えられる直線状C_4H分子の振動回転スペクトルの測定を試みたが、これまでのところ検出できていない。従つて、環状C_4分子の測定は容易ではないと考えられ、本研究期間中には達成できなかった。 最後に昨年12月初めより、研究代表者がドイツのケルン大学へ留学しているため、本研究課題の日本における実質的研究期間が予定よりも短くなってしまったことをお詫びいたします。 |