白色光サンプリング分光法による超高速溶媒和過程の時間分解スペクトル測定


研究課題名 白色光サンプリング分光法による超高速溶媒和過程の時間分解スペクトル測定
レコードタイプ 研究実績報告
報告年度 1995
研究期間 1995-1995
研究課題番号 07740469
研究代表者 足立 智  (アダチ サトル) 姫路工業大学・理学部・助手
研究代表者番号 10221722
研究機関 姫路工業大学 研究機関番号:24503
研究種目 奨励研究(A) 研究種目コード:210
研究分野[2] 物理化学 研究分野コード:341
キーワード 超短パルスレ-ザ- / 光サンプリング / ポンプ-プロ-ブ / 白色光
研究概要 まず本年度は昨年までに開発した光サンプリングポンプ-プロ-ブ分光システムの性能向上を目指すとともに、チャ-プパルスサンプリング法の開発に取り組んだ。チャ-プパルスを生成する方法として1枚の回折格子を用いる方法と光ファイバ-中で起こる自己位相変調効果を利用する方法とを実験的に比較した。その結果、双方で100ピコ秒程度のパルスが得られたが、システムをコンパクトにするため後者を選択した。高価なストリ-ク管の代用としてオシロスコ-プブラウン管の改造を考えていたが、ブラウン管だけを購入することが困難でありこれの使用を断念した。チャ-プパルスを使って周波数スペクトルを取得する代わる別の光サンプリング法の性能向上案として測定感度の向上を試みた。現状ではロックインアンプを使った通常のポンプ-プロ-ブ法に比べて1桁以上感度が悪い。これを改善するため2台のフェムト秒レ-ザ-をパルス幅程度のジッタ-内で同期させ他方に対しもう一方のレ-ザ-の繰り返し周期に変調をかけ位相敏感検波を行う方法に切り替えた。現在2台のフェムト秒レ-ザ-をパルス幅程度のジッタ-内で同期させる試験が終了したところである。その結果約2ピコ秒以内で同期が可能であることが分かった。その他現状の光サンプリング法を用いた溶媒和過程に関して裏面2の研究、量子井戸構造半導体のスピン緩和に関して裏面1の研究を、さらにその温度依存性を測定し緩和メカニズムを特定した研究成果をPhysical Review Lettersに投稿できた。
発表文献 S.Adachi,et al.: "Ultrafast Optical Sampling Pump-Probe Measurement of Exciton Spin Relexation in GaAs/Al GaAs Quantum Wells" Applied Physics Letters. 68. 964-966 (1996)
S.Adachi,et al.: "Dual Wavelength Optical Sampling Technique for Ultrafast Transient Bleaching Spectroscopy" Optics Communication. 117. 71-77 (1995)


 

Copyright 2007 All Rights Reserved ja-tec.com