ライフスタイルと健康信念,ストレス反応性に関する共同研究


研究課題名 ライフスタイルと健康信念,ストレス反応性に関する共同研究
レコードタイプ 研究実績報告
報告年度 1998
研究期間 1996-1998
研究課題番号 08044013
研究代表者 津田 彰  (ツダ アキラ) 久留米大学・文学部・教授
研究代表者番号 40150817
研究機関 久留米大学 研究機関番号:37104
研究分担者 原口 雅浩(ハラグチ マサヒロ):久留米大学・文学部・助教授 (80228634)
津田 茂子(ツダ シゲコ):久留米大学・医学部・講師 (20197700)
矢冨 直美(ヤトミ ナオミ):都老人総合研究所・精神医学・研究員 (04016631)
Steptoe Andr(ステプト- アンドリュ-):ロンドン大・医学部・教授
Wardle Jane(ワ-デル ジェ-ン):ロンドンカレッジ大・医学部・教授
研究種目 国際学術研究 研究種目コード:160
審査区分 共同研究 区分コード:12
研究分野[2] 実験系心理学 研究分野コード:221
キーワード ライフスタイル / ポジティブ健康行動 / ネガティブ健康行動 / 健康価値 / 健康心理学 / ストレス-コ-ピング病気羅患性モデル / 健康信念 / 健康病気観
研究概要 日本の看護大学4年生(約100名)を対象に,ライフスタイル(食習慣・喫煙と飲酒・運動習慣・睡眠時間・予防的なヘルスケア・運転行動など)と健康信念(健康に対する意識と行動の役割の重要性,ポジティブ健康行動の実践に対する効力感などをカテゴリ-評定)に関する調査を約半年の間隔をおいて,同一対象者に対して2度にわたって実施し,以下に示すような知見を得た.
1. 22の健康関連行動に対する健康信念は,1回目(平常時)と2回目(看護国家試験ストレス時)の調査において,いずれの項目においても高い相関が認められた.このことは,健康信念が比較的安定してることを示唆している.
2. しかしながら,平常時の1回目の調査と比較した時,受験ストレス状態にある2回目の調査では,食習慣に関連する健康行動の実行に対する重要度が低下したのに対して,ポジティブな性行動の実行に対する価値が上昇した.
3. 看護国家試験ストレスによって,不安と怒りの情動反応が有意に亢進していることが分かった.
4. 上記の2と3の結果を合わせて考えると,健康関連行動の実行の変動と健康信念が連動していること,これらの変動にストレスの自覚が媒介している可能性があることが分かった.
今回の調査より,ライフスタイルと健康態度(健康関連行動の実行に対する重要度や健康価値など)が密接に関係していること,これらの関係性に影響する要因の1つとして生活ストレスが関与していることが示唆された.
発表文献 津田 彰ほか: "生活ストレスが心理生物学的反応性と健康関連行動に及ぼす影響" 平成7-9年度文部省科学研究費補助金基盤研究(B)(2)報告書. 1-102 (1998)
津田 彰: "日本人の健康志向とストレス対策" Tri-view(東急総合研究所紀要). 12. 10-17 (1998)
津田 彰: "ストレス研究の現状と課題" TASCマンスリ-(たばこ総合研究センタ-紀要). 273. 4-10 (1998)
津田 彰: "ストレスの実験的-フィ-ルド研究:ストレス-コ-ピング病気羅患性モデルの適用" 心理学ワ-ルド. 1. 5-10 (1998)
津田 彰ほか: "青年期学生のライフスタイルと健康意識および健康状態" 久留米大学保健体育センタ-研究紀要. 6. 15-20 (1998)
Hirao, M.et al: "Recovery from activity-stress ulcer by ad lib-feeding in rats." Physiology & Behavior. 63. 34-41 (1998)
Tsuda, A.et al.(分担執筆): "交通安全と健康" 杏林書房, 156-160 (1998)
津田茂子(分担訳): "クリティカルシンキング" 医学書院, 92-100 274-286 (1998)


 

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