| 研究課題名 | 人間の視覚系における色コントラスト情報処理過程の時空間特性に関する研究 |
| レコードタイプ | 研究実績報告 |
| 報告年度 | 1995 |
| 研究期間 | 1995-1995 |
| 研究課題番号 | 07710038 |
| 研究代表者 | 川端 康弘 (カワバタ ヤスヒロ) 北海道大学・文学部・助手 |
| 研究代表者番号 | 30260392 |
| 研究機関 | 北海道大学 研究機関番号:10101 |
| 研究種目 | 奨励研究(A) 研究種目コード:210 |
| 研究分野[2] | 実験系心理学 研究分野コード:221 |
| キーワード | 色コントラスト / 局所変化 / 等輝度変調 / 色検出機構 / 時空間加重 / 視覚系 / 輝度システム / 色システム |
| 研究概要 | 申請者は,視覚系の時空間的な情報処理過程に関わる心理学的現象として、主に検出閾事態での時間および空間統合現象を扱ってきた。数年にわたる研究から、我々は視覚の検出機構における情報の収集と統合(加重)過程の特性についていくつかの知見を得た。時空間統合の過程について、過去の研究が輝度検出機構(輝度システム)の特性のみを問題としたのに対し、我々は色検出機構(色システム)の特性もその過程に大きな影響をおよぼすことを実験的に証明した。 しかし我々が扱ってきた時空間統合現象は、視覚の時空間的処理能力を評価する指標の1つに過ぎず、必ずしも視覚の時空間特性の全体を反映するものではない。視覚系の時空間特性における色コントラスト検出機構の影響を包括的に検討するには、他の様々な指標を検討する必要がある。そのためには最近の進歩した画像処理機構を備えた提示装置が必要であり、今回の研究申請を行った。我々はこの研究申請で,等輝度事態での色コントラスト(具体的には色純度の変化)が、局所的な空間的、時間的変化を持つ際に、その物理的変化に対応する人間の知覚の変化を、検出閾を用いて検討した。等輝度事態とは色差のみによって刺激を検知する事態であり、色システムの特性を選択的に検討することができる。最初の実験では、色の視覚的持続が輝度に場合に比べ長いこと、また視覚的持続が背景色度の増加にともない短くなることが示された.また次の実験では,色度の局所的な時間的変化の検出閾が,輝度の場合に比べ,低時間周波数刺激で低く,高時間周波数刺激で高いことが示された. |
| 発表文献 | 川端康弘: "伊藤愛子他(編)光と人間の生活ハンドブック 2章 光と色" 朝倉書店, 16 (1995) |