触覚的ディスプレイの研究


研究課題名 触覚的ディスプレイの研究
レコードタイプ 研究実績報告
報告年度 1997
研究期間 1995-1997
研究課題番号 07610081
研究代表者 藤田 尚文  (フジタ ナオフミ) 高知大学・教育学部・助教授
研究代表者番号 10165384
研究機関 高知大学 研究機関番号:16401
研究種目 基盤研究(C) 研究種目コード:320
審査区分 一般 区分コード:03
研究分野[2] 実験系心理学 研究分野コード:221
キーワード 凹曲面 / 触覚 / 錯覚量
研究概要 直径が3,4または5cm、深さが5または7mmの凹曲面の標準刺激、直径6cmの凹曲面を比較刺激とし、極限法によってPSEを求めたところ、
1.すべての条件で、標準刺激の深さよりも大きい値が得られた。
2.標準刺激の直径が小さくなるほど錯覚量が大きくなった。
3.凹曲面が球面のときのほうが、楕円面のときよりも錯覚量が大きくなった。
4.深さが5,6mmのものが、これより浅い刺激、これより深い刺激よりも錯覚量が大きくなった。
被験者たちの言語報告によれば、錯覚量が大きい図形の曲面は指先によくフィットするという。そこで、「指先の曲率と曲面の曲率が比較的近いとき、曲面が指によくなじみ、このときに錯覚量が大きくなる」という仮説を検討したところ、
5.曲面が指によくなじむときはど錯覚量が大きい、
ことがわかった。
さらに、刺激図形のグロ-バルな形態が奥行きの錯覚量にどのような影響を及ぼしているかを検討するために、刺激の大きさを1.5倍にしたものを用いてPSEを求めたところ、前の実験の深さが5mmと7mmに対応する深さ7.5mmと10.5mmのものの錯覚量は、前の実験で得られた錯覚量とほぼ等しかった。しかしながら、深さが3mmのものと、深さ4.5mmのものを比較すると、錯覚量は異なっていて、深さ4.5mmのものの方が3mmのものよりも錯覚量が大きくなった。つまり、
6.刺激図形の大きさを変えても、標準刺激と比較刺激の相対的大きさが一定なら、ある範囲内で錯覚量は一定に保たれる。しかし図形の深さが浅くなると、この関係は保たれなくなる。


 

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