| 研究課題名 | 東アジアにおける市場指向型制度改革の国際比較分析 |
| レコードタイプ | 研究実績報告 |
| 報告年度 | 2004 |
| 研究期間 | 2002-2004 |
| 研究課題番号 | 14530070 |
| 研究代表者 | 川野辺 裕幸 (カワノベ ヒロユキ) 東海大学・政治経済学部・教授 |
| 研究代表者番号 | 60119667 |
| 研究機関 | 東海大学 研究機関番号:32644 |
| 研究種目 | 基盤研究(C) 研究種目コード:320 |
| 審査区分 | 一般 区分コード:03 |
| 研究分野[3] | 経済政策 研究分野コード:3605 |
| キーワード | 規制緩和 / 制度調製 / グローバリゼーション / 制度間競争 |
| 研究概要 | グローバリゼーションに伴う経済活動の国を超えた連結から、国家も、個人も今までとは比べものにならないほど影響を受ける。ICT革命への適応能力の差によって格差もまた拡大する。この適応能力とは、個人レベルではコンピュータ・リテラシーであり、市場レベルでは調整のスピード、国家レベルでは制度調整能力に代表される。グローバリゼーションに対するこうした競争的適応とその結果生じる格差をコントロールする方策も工夫されてきている。制度の協調はその文脈から見ることができる。 グローバリゼーションの進展は、世界レベルでの相互依存の拡大と利害対立の激化をもたらす。WTO体制の進展は遅れがちになる間に、各所でFTAによる囲い込みが進んで行く。FTAの成立は必ずしも地理的な近接を前提とするものではないし、重層的なFTAの締結も進んでいるが、FTAに取り残される国家も存在しよう。世界規模での自由貿易の推進方策は依然として必要であり、国際的な経済危機からの脱出を支援する国際的なスキームの開発も要請される。 グローバル・マーケットの成立は必ずしも地球規模での成長を約束するものではない、制度改革が外国資本を誘引しない最貧国や、市場変動・社会変動に対するインフラの整っていない開発途上国の脆弱性などの不確実性を排除する世界規模でのグローバル・ガバナンスが必要であり、透明性と説明責任と、正当な代表制をもつ国際的合意のシステムを設計することが重要な課題である。 |
| 発表文献 | 川野辺裕幸:
"グローバリゼーションと制度の競争・協調"
文明 6(印刷中).
(2005)
川野辺裕幸: "東アジアFTAへの道程:日韓主導のシナリオ" 改革者 528. 6-9 (2004) |