| 研究課題名 | 日本経済の長期不況とアジア経済の相互依存特性に関する数量分析的研究 |
| レコードタイプ | 研究実績報告 |
| 報告年度 | 2004 |
| 研究期間 | 2002-2004 |
| 研究課題番号 | 14530054 |
| 研究代表者 | 市橋 勝 (イチハシ マサル) 広島大学・総合科学部・助教授 |
| 研究代表者番号 | 10223108 |
| 研究機関 | 広島大学 研究機関番号:15401 |
| 研究種目 | 基盤研究(C) 研究種目コード:320 |
| 審査区分 | 一般 区分コード:03 |
| 研究分野[3] | 経済政策 研究分野コード:3605 |
| キーワード | 寄与度分解 / 日本経済 / 時系列分析 / 共和分分析 / 三面等価 / 国際連関分析 |
| 研究概要 | 本年は、本研究課題への最終交付年に当っていたので、この3ヵ年の分析結果を取りまとめることに重点が置かれた。 第一に、日本のマクロデータの長期系列(45年間)の単位根検定を行い、その非定常性を検定した結果、名目GDP、デフレータ、実質GDPともに非定常であることが明らかとされ、特に、GDPデフレータはI(2)変数であることが分かった。変数選択等は、この次数を元にすすめられるべきであることが診断された。 第二に、日本の長期不況の原因を、三面等価の見地から寄与度を求め、各局面においてどの項目が日本の長期不況の主要因となっているのかを検討した。この結果、生産面では建設、商業などの非製造部門が、需要面では民間消費支出が、付加価値面では営業余剰が、各々90年代に深刻な落ち込みを示しており、日本の長期不況の主要因となっていることが分かった。 第三に、長期不況の規模と物価の状況について検討した。バブル経済の崩壊は、倒産件数のみならず負債総額に深刻な影響を与えたとともに、失業率及び賃金下落にも大きな影響を与えていることが把握された。また、マネー・サプライの伸びが鈍化しているのは、金融機関における貨幣退蔵(貸し渋り)による可能性が高いことが、マーシャルkの上昇などで確認された。 第四に、国際経済依存度への大きさが分析された。特に、中国及びアジアとの輸出入の規模と影響力が、長期不況脱出の一つのキーとなるため、国際連関表による依存度分析を行い、中国の影響力の大きさを確認した。 |