| 研究課題名 | ランダム・マッチングを用いた“medium of exchange"の研究 |
| レコードタイプ | 研究実績報告 |
| 報告年度 | 2004 |
| 研究期間 | 2003-2005 |
| 研究課題番号 | 03J10765 |
| 研究代表者 | 佐藤 崇 (サトウ タカシ) 東京大学・大学院・経済学研究科・特別研究員(PD) |
| 研究機関 | 東京大学 研究機関番号:12601 |
| 研究種目 | 特別研究員奨励費 研究種目コード:500 |
| 審査区分 | 国内 区分コード:21 |
| 研究分野[2] | 経済理論 研究分野コード:271 |
| キーワード | ミクロ経済学 / ランダム・マッチングモデル / 貨幣 |
| 研究概要 | 今年度も、前年度に引き続き、交換媒介(medium of exchange)としての貨幣を含んだランダム・マッチングモデルのなかでも、貨幣および取引される財の分割可能性を導入した(すなわち、貨幣および財を1単位だけではなく何単位も持つことができる)経済において、取引時にStahl-Rubinstein流の標準的なbargaining procedureによって交換される貨幣および財の量を決定するモデルの研究を行った。 昨年度は当該交渉問題を非線形相補性問題(nonlinear complementarity problem)に帰着させ、均衡解の存在証明を行い、今年度は数値計算を使用して均衡の大域的な構造を調べ、連続的に存在する定常均衡のなかでより社会的厚生の高い均衡を実現するmonetary policyを調べる計画であったが、時間と確率を含んでいるという貨幣を含んだマッチングモデルの複雑さのため、前年度の均衡の存在証明を修正せざるを得ず、monetary policyに関してはいまだ途上にとどまっている。ただし、これは解決可能な問題であるので、近いうちにすべての成果をまとめた論文を海外学術雑誌に投稿する。 また、相手の貨幣保有量が私的情報であるときに同じ財に関して複数の異なる均衡価格が存在する、すなわちprice dispersionを呈する均衡の存在を示した論文がInternational Economic Reviewに掲載された。 |
| 発表文献 | Kamiya Kazuya, Takashi Sato:
"Equilibrium Price Dispersion in a Matching Model with Divisible Money"
International Economic Review 45:2.
413-430
(2004)
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