十八世紀ブリテンを対象とした経済思想史研究-時間意識の言説史として


研究課題名 十八世紀ブリテンを対象とした経済思想史研究-時間意識の言説史として
レコードタイプ 研究実績報告
報告年度 2004
研究期間 2003-2004
研究課題番号 03J04919
研究代表者 森 直人  (モリ ナオヒト) 京都大学・経済学研究科・特別研究員(DC2)
研究機関 京都大学 研究機関番号:14301
研究種目 特別研究員奨励費 研究種目コード:500
審査区分 国内 区分コード:21
研究分野[2] 経済理論 研究分野コード:271
キーワード 十八世紀ブリテン / 戦争 / 商業 / 公債(公信用) / 経済学史 / 思想史 / ヒューム / 商業社会認識
研究概要 本年度初頭に設定した三つの研究課題、すなわち、(1)十八世紀ブリテンにおける戦争・商業・公債をめぐる歴史的背景の把握、(2)これらのトピックに関する経済学史・思想史分野における先行研究の把握、(3)上記二点を踏まえたヒューム商業社会認識の再考、のそれぞれに即して研究の実績を報告する。
(1)十八世紀ブリテンにおける戦争・商業・公債に関する資料を収集し、歴史的背景への理解を深めることができた(歴史学関連書籍購入費)。また、2005年1月から2月にかけてのエディンバラにおける資料調査時(資料調査のための外国旅費)および3月のエディンバラ大学H.ディキンソン教授来日時(東京での講演への出席のための国内研究打ち合わせ旅費)には、数回に渡り教授との面談の機会を得、貴重な助言を得ることができた。
(2)当時の商業社会をめぐる経済学史・思想史上の関連書籍を収集し(経済学史・思想史関連書籍購入費)、先行研究の把握に努め、報告者の問題設定を明確化することができた。特に前年までの研究で不十分であった当時のブリテンを取り巻く国際関係・戦争をめぐる背景に対する理解を深めることができた。
(3)上記二点の理解を踏まえて、ヒューム『政治論集』における戦争・商業・公債の関連について試論的ながら立論を行った。その過程で、ヒュームに関する先行研究の把握を行うと共に(ヒューム研究関連書籍購入費)、東京で開かれた国際ヒューム学会への参加を通じて最新の研究動向を把握し、また申請者の研究への助言を得ることができた(国内研究打ち合わせ旅費)。
具体的成果としては、上記(1)および(2)より得られた知見について「ヒュームにおける国際関係と戦争の蓋然性をめぐる認識」としてヒューム研究学会(2004年9月、於関西大学)にて口頭発表を行い、また上記(3)より得られた知見について下記「研究発表」に記載した二本の論文にまとめ投稿し、既に掲載が決定されている。
発表文献 森 直人:   "商業発展と公債累増(1)-ヒューム『政治論集』における二つの「自然史」"  経済論叢 第174巻第5・6号(印刷中).   (2004)  
森 直人:   "商業発展と公債累増(2)-ヒューム『政治論集』における二つの「自然史」"  経済論叢 第175巻第2号(発表予定).   (2005)  


 

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