《中国の対中東戦略》が米中関係に及ぼす影響


研究課題名 《中国の対中東戦略》が米中関係に及ぼす影響
レコードタイプ 研究実績報告
報告年度 2005
研究期間 2004-2005
研究課題番号 16530113
研究代表者 三船 恵美  (ミフネ エミ) 駒澤大学・法学部・助教授
研究代表者番号 40312110
研究機関 駒澤大学 研究機関番号:32617
研究種目 基盤研究(C) 研究種目コード:320
審査区分 一般 区分コード:03
研究分野[3] 国際関係論 研究分野コード:3502
キーワード 米中関係 / 中国 / 安全保障 / 中東 / 新安全観 / 多国間主義 / WMD(大量破壊兵器) / エネルギー
研究概要 1980年代から2006年2月現在に到る《中国の対中東戦略》ならびに《中国の対中東関係》が国際関係の枠組みの変更や,米中それぞれの安全保障戦略のなかで如何に形成され,また,それが米中関係に及ぼした影響について研究を行いました。
1980年代以降,中国から中東(特にイラン)への武器移転問題は,アメリカの議会などで問題にされていました。しかし,冷戦期に,対ソ連戦略のもと,アメリカ政府は武器移転問題を大きな対立軸にしませんでした。しかし,1990年にアメリカ政府による中国の戦略的位置づけが変更され,武器移転問題が,米中間の主要対立軸の1つになりました。本研究では,特に,WMD(大量破壊兵器)の移転問題や,中国から中東湾岸諸国への移転と,イスラエルから中国への移転を並行的にとらえることで,その複雑な移転環流構造を分析しました。
さらに,中国と中東というと,日本のではマスメディアを中心に,エネルギー戦略のみの視角からとらえられがちですが,本研究では,エネルギー戦略はもちろんのこと,武器・軍事技術移転,地政学的戦略,人権外交,大国外交戦略などの複合的な戦略から研究を行い,それらの関連構造を明らかにしました。
以上の研究成果は,本紙裏面記載の小論以外にも,アジア政経学会全国大会,中東調査会,内閣府内閣官房内閣情報調査室の国際部ならびに経済部,外務省の国際情報統括官組織,内調の審議会での講演,などにおいて情報を提供して参りました。また,小論を読んだ韓国外交通商部の北東亜細亜課の課長補佐がインタビューに来たり,講演を聴いた中国社会科学院の雑誌編集者から寄稿を求められるなど,実りのあったものだと思われます。
発表文献 三船 恵美:   "中東関係を強化する中国"  季刊アラブ(日本アラブ協会発行) 113.  18-19  (2005)  
三船 恵美:   "米中関係におけるイランとイスラエル"  世界週報(時事通信) 2005.10.04.  50-51  (2005)  
三船 恵美:   "中国の対中央アジア戦略と米中関係"  世界週報(時事通信) 2005.12.13.  52-53  (2005)  
三船 恵美:   "中国の対中東関係の強化"  時局(時局社) 2006.04(掲載決定).   (2006)  
三船 恵美:   "中国総覧2006年(「対中東関係」を担当)(霞山会監修)"  ぎょうせい.   (2006)  


 

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