| 研究課題名 | 公共性の哲学的基礎と制度的展開 |
| レコードタイプ | 研究実績報告 |
| 報告年度 | 2004 |
| 研究期間 | 2003-2004 |
| 研究課題番号 | 03J10099 |
| 研究代表者 | 谷口 功一 (タニグチ コウイチ) 東京大学・大学院・法学政治学研究科・特別研究員(PD) |
| 研究機関 | 東京大学 研究機関番号:12601 |
| 研究種目 | 特別研究員奨励費 研究種目コード:500 |
| 審査区分 | 国内 区分コード:21 |
| 研究分野[2] | 基礎法学 研究分野コード:261 |
| キーワード | ジェンダー / セクシュアリティ / 性同一性障害 / トランスジェンダー / 公共性 / 制度 / 立法 |
| 研究概要 | 従来行って来た「公共性」に関する研究の応用・実地作業として、ジェンダー/セクシュアリティの領域における「公共性」のあり方を下記2つの論攷において検討した。具体的には、フェミニズム/ジェンダー・スタディーズ、そしてクイア・スタディーズから寄せられるリベラルへの論難を概念史的に整理した上で、それらに対するリベラルの側からの応答、及びその「論難」とパラレルな問題点を上記諸批判者たち自身が有していることをジェンダー/セクシュアリティ領域の内部---特に性同一性障害/トランスジェンダーという具体的ケースに即した形で「公共性」の観点から検討した。これは、下記『思想』(岩波書店)掲載の論攷「ジェンダー/セクシュアリティの領域における「公共性」へ向けて」において行った。[公共性の「哲学的基礎」の側面] また、同時に上記のような形での批判に対する応答という形とはまた別個に、「制度」的観点の重要性を、所謂「性同一性障害特例法」の立法過程を詳細に記述・検討することによって示すことを試みた。この際、政治学(政治過程論)において既に蓄積されて来た知見を援用しつつ、なおかつ、それに留まらない新しい視点として「立法」そのものに対して規範的議論を行うことの重要性を、マニフェストに留まるものではあるが、今後の議論の展開の一端として示した。これは、下記『法哲学年報2003』掲載の「「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」の立法過程に関する一考察」において行った。[公共性の「制度的展開」の側面] 平成16年度においては、上記のような形で、極めて具体的なケースに寄り沿う形で研究課題たる「公共性の哲学的基礎とその制度的展開」に関する応用事例を検討した。(以上) |
| 発表文献 | 谷口 功一:
"ジェンダー/セクシュアリティの領域における「公共性」へ向けて"
思想 No.965.
102-122
(2004)
谷口 功一: "「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」の立法過程に関する一考察" 法哲学年報2003:ジェンダー、セクシュアリティと法 2003年号. 212-220 (2004) |