「ベケット論争」の再検討-書翰の分析を通して-


研究課題名 「ベケット論争」の再検討-書翰の分析を通して-
レコードタイプ 研究実績報告
報告年度 2005
研究期間 2003-2005
研究課題番号 15530012
研究代表者 苑田 亜矢  (ソノダ アヤ) 北海学園大学・法学部・助教授
研究代表者番号 80325539
研究機関 北海学園大学 研究機関番号:30107
研究分担者 直江 眞一  (ナオエ シンイチ)  九州大学・大学院・法学研究院.  教授  (10164112)   
研究種目 基盤研究(C) 研究種目コード:320
審査区分 一般 区分コード:03
研究分野[3] 基礎法学 研究分野コード:3401
キーワード ベケット論争 / 王権 / 教権 / イングランド / 中世 / 12世紀
研究概要 本研究の目的は、12世紀後半イングランドで生じた国王ヘンリ二世とカンタベリ大司教トマス・ベケットの間の有名な論争である「ベケット論争」の法的・歴史的意義を、後者によって書かれた書翰の分析を通して再検討することにより、当時の王権と教権の関係について新たな光をあてて、「ベケット論争」を評価し直すことにある。このような目的を掲げた本研究の成果の概要は以下の通りである。
第一に、論争当事者であるトマスの書翰の写本を、イギリスの英国図書館、ボドリアン図書館、ケムブリッジ大学図書館、ランベス宮殿図書館において調査・閲覧し、マイクロ・フィルムないしコピィの形で入手することができた。
第二に、入手できた写本に基づいて、トマス書翰の中でも特に重要な二通「フラテルニターティス・ヴェストレ」書翰と「ミランドゥム・エト・ヴェヘメンテル」書翰を中心に、トマス書翰の内在的・論理的分析を行ない、当時の王権と教権の関係について新たな光をあてて、「ベケット論争」を評価しなおすことができた。
第三に、以上の検討結果について、その一部を、苑田亜矢・直江眞一「フラテルニターティス・ヴェストレ(翻訳と解説)--カンタベリ大司教トマス・ベケットの書翰--」、『北海学園大学法学研究』第40巻第2号、177-219頁、2004年として公表することができた。また、「ミランドゥム・エト・ヴェヘメンテル」書翰については、近く公表の予定である。


 

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