近代イギリスにおけるジェンダー構築とセクシュアリティ形成への言説の寄与


研究課題名 近代イギリスにおけるジェンダー構築とセクシュアリティ形成への言説の寄与
レコードタイプ 研究実績報告
報告年度 2005
研究期間 2003-2005
研究課題番号 15510224
研究代表者 川津 雅江  (カワツ マサエ) 名古屋経済大学・法学部・助教授
研究代表者番号 30278387
研究機関 名古屋経済大学 研究機関番号:33923
研究種目 基盤研究(C) 研究種目コード:320
審査区分 一般 区分コード:03
研究分野[3] ジェンダー 研究分野コード:2701
キーワード ジェンダー / セクシュアリティ / ロマンティックな友愛 / 近代イギリス / サッポー / レズビアン / イギリス女性詩人 / ロマン主義
研究概要 本研究の最終年度である本年度は、これまで国内外で収集した資料・文献・刊行物のデーターベース化と総括的で綿密な分析の作業に取り組み、近代イギリスにおけるサッポーの受容やイメージの変遷とジェンダーの構築、セクシュアリティ観の諸関係、女性同性愛とロマンティックな友愛、男装によるジェンダーの攪乱、「女の兵士」や「女の夫」などについて多角的に考察し、本研究の目的を達成した。具体的には、前年度の研究の継続として、ロマン主義時代のランゴーレンの貴婦人たちの関係をめぐるセクシュアルな言説と画像イメージを分析した論文「ロマン主義時代のセクシュアリティとジェンダー--ランゴーレンの貴婦人たち(2)」を紀要『人文科学論集』(第76号)に発表した。また、本研究の国際的評価を獲得するために、予定通り、イギリスのグラスミアで開催された国際ワーズワース学会にて、平成17年8月8日に、"Anna Seward as the British Sappho"という題でサッポーと呼ばれたイギリス女性詩人アンナ・シーワードの詩的言説について論じた口頭発表を行うとともに、シーワードの物語詩『ルイーザ』における18世紀末の女性の同性愛と「ロマンティックな友愛」の言説に焦点を当てた英語の論文"Romantic Friendship in Anna Seward's Louisa"を平成18年3月、日本英文学会誌英文号Studies in English Literature(第47号)に公表した。その他国内における口頭発表としては、平成17年9月5日に、近代思想史研究会(於:名古屋大学)において、「18世紀のセクシュアリティー-サッポーを巡って」という題で18世紀イギリスにおけるサッポーの受容史をセクシュアリティ観の視点から捉えた発表を行い、社会思想研究者たちと意見の交換をした。
発表文献 水田珠枝:   "マルクス家の肖像-女性たちの生き方-"  ポートレートで読むマルクス(極東書店).  47-62  (2005)  
見崎恵子:   "バルバッスゥ親父のフェミニズム談義-アナキスト新聞『ル・リベルテール』1911〜12年"  愛知教育大学研究報告 人文社会科学編 第55号.  121-129  (2006)  
大橋秀子:   "20世紀初頭のアメリカにおける社会主義フェミニストの身体観"  東海ジェンダー研究所『ジェンダー研究』 第8号.  3-27  (2005)  


 

Copyright 2007 All Rights Reserved ja-tec.com