| 研究課題名 | 転換期における男性ホワイトカラーとジェンダーに関する実証的研究 |
| レコードタイプ | 研究実績報告 |
| 報告年度 | 2005 |
| 研究期間 | 2003-2005 |
| 研究課題番号 | 15710190 |
| 研究代表者 | 金野 美奈子 (コンノ ミナコ) 神戸大学・国際文化学部・助教授 |
| 研究代表者番号 | 20346232 |
| 研究機関 | 神戸大学 研究機関番号:14501 |
| 研究種目 | 若手研究(B) 研究種目コード:260 |
| 研究分野[3] | ジェンダー 研究分野コード:2701 |
| キーワード | ジェンダー / 男性 / ホワイトカラー |
| 研究概要 | 本年度は、パイロットインタビューを踏まえて構成された仮説を検証するためのインタビューを行った。その結果、本研究が取り組む3つの課題(1.異なった立揚の男性ホワイトカラーにとってジェンダーがもつ意味の解明、3.男性ホワイトカラーにとってのさまざまなジェンダーの意味と職場のあり方、近年の変化状況との関係の解明、2.男性ホワイトカラーとジェンダーに関わる従来の固定的な見解の再考)に対して、大きく以下の示唆が得られた。男性ホワイトカラーのジェンダー状祝に関して、(1)年齢・雇用形態・職務という当初予想した要因とともに重要な要因として配偶者の職種がある。その影響は、とりわけ若年層の場合に大きい。(2)現代男性のジェンダー状況は多様であり、それは中高年層にもかなりの程度あてはまる。(3)職場・家族にかかわる様々な要因と関わるジェンダー状況の変化が中高年層にもあてはまることは、ジェンダーの固定性よりも可塑性を示唆する。さらに、パイロットインタビューの中で、これまで従来のジェンダー関係に「既得権」をもつと位置付けられることの多かった男性たちが、伝統的なジェンダー関係を自ら変容させる役割を職場内外で果たしていることが示唆されており、この点についてもインタビューによって一定程度の確認を行った。ただし、以上の知見が、ホワイトカラー男性をとりまく近年のさまざまな状況の変化とどのように関わっているのかは、さらに詳細な調査に値するものと思われる。 |
| 発表文献 | KONNO, Minako:
"La construction historique de la femme employee de bureau au Japan"
Le Mouvement Social 210.
29-54
(2005)
金野 美奈子: "「家族と職場のはざまで-福祉社会における『男性』」/『女性』の位置の変化」中川清・佐口和朗編著『福祉社会の歴史-伝統と変容』" ミネルヴァ書房(所収). 399(259-280) (2005) |