フランツ・ファノン読解によるポストコロニァル美術批評:現代イギリス美術家を例に


研究課題名 フランツ・ファノン読解によるポストコロニァル美術批評:現代イギリス美術家を例に
レコードタイプ 研究実績報告
報告年度 2005
研究期間 2004-2006
研究課題番号 04J09641
研究代表者 ガーデナ 香子  (ガーデナ キョウコ) 一橋大学・大学院・言語社会研究科・特別研究員(PD)
研究機関 一橋大学 研究機関番号:12613
研究種目 特別研究員奨励費 研究種目コード:500
審査区分 国内 区分コード:21
研究分野[3] ジェンダー 研究分野コード:2701
キーワード ポストコロニアル美術批評 / フェミニスト美術批評 / カルチュラル・スタディーズ / イギリス / ジューイッシュ・スタディーズ / 精神分析 / 国際情報交換
研究概要 平成16年度に行った文献研究およびインタビューをふまえて、イギリスのロンドンおよびグラスゴーに数度渡航し、現地調査および現地研究者との情報交換をすすめた。ロンドンでは現代美術研究所、ロンドン大学付属女性ライブラリー、ポストコロニアル資料研究所などの研究機関で資料集積を行うとともに、多くの研究者と情報・意見の交換を行うことができた。これらの海外調査はとくに、ロンドン大学においてフランツ・ファノン研究の最新文献を集積することができたことにおいて有意義であった。
この機会に同時に、ソニア・ボイスとブラカ・エッティンゲーの最新の活動の記録を調査し、また関連シンポジウムおよび研究会で研究発表をすることができた。グラスゴー大学ではとくに、エッティンゲーが現在企画中の展覧会の構想作業に関わることで、作品制作のまさに現場を取材できたことは、研究の正確さと新しさを保証する点において非常に大きな意義のあることであった。
こうしてあつめた資料をもとに、国内および国内の研究誌に掲載する論文を計三本執筆した。また研究の成果はこのほかに、グラスゴー大学の招きで同大学の学部生対象に行った特別講義でも発表し、ここでは学生からの質問を多く受けることであらたな視点から研究を見直すことができた。またこうした研究発表の作業をとおして、最終年度(平成18年度)の研究に向けて不足しているところ、さらに力を入れて研究することが必要であるところなどが明確になった。また海外の研究者との交流をとおして、平成18年度にポストコロニアル美術についてのシンポジウムを合同で開催する企画が具体化した。
発表文献 Kyoko Gardiner:   "The feminine unrepresentability"  Kyoto Journal (未定).   (2006)  
Kyoko Gardiner:   "On Ettinger's vision of art and the feminine"  Glasgow University ISGWS reports 18(2).  13-28  (2005)  
Kyoko Gardiner:   "Bracha Ettinger, Mary Kelly and impossible mothers"  Glasgow School of Art Bulletin 4.  9-18  (2005)  


 

Copyright 2007 All Rights Reserved ja-tec.com