細胞性因子による腫瘍ウイルスDNAの転写と複製の調節機構


研究課題名 細胞性因子による腫瘍ウイルスDNAの転写と複製の調節機構
レコードタイプ 研究実績報告
報告年度 1991
研究期間 1990-1991
研究課題番号 02680154
研究代表者 中西 義信  (ナカニシ ヨシノブ) 金沢大学・薬学部・助教授
研究代表者番号 532640172358
研究機関 金沢大学 研究機関番号:13301
研究分担者 桜井 仁美(サクライ ヒトミ):金沢大学・薬学部・助手 (631790196428)
研究種目 一般研究(C) 研究種目コード:090
研究分野[1] 代謝生物化学 研究分野コード:842
キーワード アデノウイルス / 転写制御 / DNA結合蛋白質 / 生化学 / 分子生物学
研究概要 アデノウイルス(Aα)E1Aタンパクと細胞性因子との相互作用を調べるために以下に述べる研究を行った。
1.マウスNFーIのcDNAクロ-ニング。
マウスNFーIの大量生産ならびにドメイン解析を行うために、cDNAクロ-ン化を試みた。エ-ルリッヒ腹水癌細胞のmRNA由来のcDNAを用いてλgtloをベクタ-としたライズラリ-を作製した。一方、精製したマウスNFーIの部分アミノ酸配列を決定し、それに対応するオリゴDNAを合成した。そのDNAをプロ-ブとしてライブラリ-をスクリ-ニング中であるが、今までのところクロ-ンは得られていない。引き続きスクリ-ニングを行う予定である。
2.Aα12E1Aタンパクの生産。
E1Aタンパクの大量生産を目的として、大腸菌および酵母を宿主とした発現系の開発を行った。大腸菌を利用した系はうまくゆかなかったが、酵母の系は現在までのところ使えそうである。Ad12E1A遺伝子で形質転換した酵母は、分子量的にE1Aタンパクと思われるペプチドを培地中へ分泌することが分った。現在抗体を用いてE1Aタンパクを同定中である。
3.ESFー1の精製とcDNAクロ-ニング。
Aα12E1A遺伝子のP転写促進因子であるESFー1の構造を解析するため、ESFー1の精製とcDNAクロ-ニングを試みている。しかしながら現在までいずれの実験もうまく進んでいない。引続き検討も加える予定である。
発表文献 Hitomi ShibotaーSakurai: "Transcription stimulation of the adenovims typeー12 E1a gene in Uitro by a novel factor bound to a region adjalent to a TATA box" Gene. 109. 171-176 (1991)
Yoshihisa Yamazaki: "Mdtrple cisーactrng DNA elements that regulate transcription of the adenovims E1A gene." Virus Genes. (1992)
Hitoshi Kawamura: "Purification of mouse muclem foctor I that stimulates both transcription and replication of adenovims DNA."


 

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