| 研究課題名 | フェライト法によるベリリウム廃液処理の基礎研究 |
| レコードタイプ | 研究実績報告 |
| 報告年度 | 1993 |
| 研究期間 | 1993-1993 |
| 研究課題番号 | 05780406 |
| 研究代表者 | 石橋 康弘 (イシバシ ヤスヒロ) 長崎大学・環境保全センタ-・助手 |
| 研究代表者番号 | 00212928 |
| 研究機関 | 長崎大学 研究機関番号:17301 |
| 研究種目 | 奨励研究(A) 研究種目コード:210 |
| 研究分野[2] | 環境保全 研究分野コード:803 |
| キーワード | フェライト法 / ベリリウム / フェライトスラッジ / 廃液処理 |
| 研究概要 | 湿式酸化フェライト合成の実験設備を整え、各種濃度のベリリウムイオンを添加し、ベリリウム組み込みフェライトスラッジを合成し、得られたフェライトスラッジ及びろ液中のベリリウムイオン濃度を原子吸光光度計により定量した結果は、すべてのフェライトスラッジ中からベリリウムイオンが検出された。また、ろ液中のベリリウムイオンは、ベリリウムイオン添加量40mg/lまでは検出されず、ベリリウムイオン添加量90mg/l以上からはベリリウムイオンが検出された。 得られたベリリウム組み込みフェライトスラッジの格子定数を精密定量した結果は、ベリリウムイオン添加量40mg/lまでは格子定数は減少し、その後は増加し一定となった。 得られたベリリウム組み込みフェライトの電子顕微鏡観察結果は、ベリリウムイオン添加量が増加するにつれて結晶の大きさが小さくなっているのが観察された。これはイオン半径の小さいベリリウムイオンが格子中に取り込まれたことによって結晶が小さくなったためと考えられる。 得られたフェライトスラッジの飽和磁化sigmaはほぼ60(emu/g)以上であり、安定なフェライトスラッジであるといえる。 以上の結果より、今回の条件においては、ベリリウムの固溶領域は40mg/l程度までであり、固溶体として安定していることがわかった。またベリリウム含有廃液の処理法としてフェライト法が利用でき、処理後発生するスラッジも有効利用できる可能性があることがわかった。 |